植え付け2週間後 2021.6.8
植え付けてから2週間後の状況。野菜たちではなく、雑草が目まぐるしい成長を遂げました。このあたりから、穴あきマルチを選んでしまったせいで、毎週草抜きをするはめになっています。本当に雑草対策でマルチを敷く場合は、穴あきでないものを選んだほうがいいでしょう。
マルチの種類と選び方
ホームセンターに行くといくつもの種類のマルチがあり、どれを選べばいいのか迷いました。結果今回は、黒色穴あきマルチという商品を選び購入しましたが、これは間違いでした。
本来穴あきマルチで植えるべき野菜によって、適切な穴の間隔があいたものを選ばなければなりません。なのに買ったマルチは、ニンジンや玉ねぎなどの狭い間隔で植えるものを育てる際に採用すべきアイテムだったようです。今回私たちが育てるキュウリやトマトは、ある程度間隔をあけて(30cm程度)植える野菜なので、全く合っていません。
単純に穴をあけるのが面倒だったから、もともと穴が開いてれば便利やん!と、(穴あけ用カッターを買うお金をケチったとも言う。)選んだときは、イケる!と思ったんです。やっぱりちゃんと調べるべきですね、はい。
まさしく「習うより慣れろ」のスタイルを突き進んでいますが、もう少し調べるべきだったと反省中。
マルチの種類とそれぞれの特徴
いまさらながら、マルチの種類と選び方を学んだので、下にまとめておきます。
マルチを敷くことで、以下のような効果が期待できるそうです。
●雑草対策…雑草が生えにくくなる
●地温上昇効果…日光を吸収して地温を高める(春などのまだ寒い時期でも栽培できるようになる)
●土壌の乾燥防止
●肥料の流出抑制…畝の肥料分が流れにくくなる
●泥ハネ防止…作物の汚れや病気を発生しにくくする
より詳しくそれぞれのマルチの情報をまとめておきます。
種類 | ポイント | |
黒色マルチ | オーソドックスな黒色のマルチ 太陽光を通さないため、雑草の抑制の効果◎ 防寒、防虫効果も〇 価格も安価で◎ 逆に地温上昇効果は透明より× フィルム自体が熱くなるので葉焼けに注意 | |
透明マルチ | 地温の上昇が最も高い◎ 春先や秋の終わりに使用することで、栽培期間を広げる 太陽光を通すため、雑草の抑制の効果× 夏の間に使用する場合は地温が高くなりすぎるため、フィルムの上に敷きわらなど工夫が必要となる | |
銀色マルチ | 太陽光を反射し、地温の上昇を抑える効果〇 アブラムシやアザミウマといった反射光を嫌う害虫の飛来防止効果〇 | |
緑色マルチ | 地温の上昇△(透明に劣るが、黒よりはよい) 雑草の抑制の効果△(光の中でも青と赤を透過しにくいため) | |
白黒マルチ | 表面が白色で、裏が黒のダブルマルチ。 表面の白色で太陽光を反射し、裏面の黒色で日光を遮る効果という、良いとこ取りの商品 地温上昇を抑える効果が最も高く◎ 太陽光を通さないため、雑草の抑制の効果◎ | |
黒銀マルチ | 表面が銀色で、裏が黒のダブルマルチです。 表面の銀色で太陽光を反射し、裏面の黒色で日光を遮る効果という、良いとこ取りの商品 反射性が高く、アブラムシを防除する効果◎(反射は白色より高い) 地温上昇を抑える効果が最も高く◎ 太陽光を通さないため、雑草の抑制の効果◎ | |
穴あきマルチ | 最初から穴があいているマルチ 「9515」という商品を参考にかんたんに解説 この数字は「9-5-15」で意味が分かれ、それぞれ「シートの幅ー穴の列数ー穴の間隔」を表す ① 1桁目の「9」はマルチシートの巾 (9は950㎜、3は1350㎜、5は1500㎜) ② 2桁目の「5」は穴の列数 (列数が多ければ株の小さな野菜向け) ③ 3、4桁目の「15」は穴と穴の間隔 (数字が大きいものは大きい株向け) |
みなさんも、自分たちで育てる野菜に合わせて、マルチを選びましょう。適切なものを選べば、とても役立つアイテムだと思います。
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